【ポケモンSV シングルS24 最終199位 R1956】全破壊コノヨザル+毒菱アマガドオー

 

こんにちは。京ポケ1回生のソウタです。現在、ポケサーでのHNとXでのユーザー名を違うものにしてしまい、今更変えづらくてどうしようか考え中です。今回は2000には届きませんでしたが、自分の中ではある程度納得のいく構築を組めたと思うので紹介します。構築も文章も欠陥は多いと思いますが、読んで頂けると幸いです。

 

使用構築

需要無いかもですが、一応今月中はレンタル残します。フェイタルストレスが限りなく0なのでオオニューラが嫌いな人はどうぞ。ばれてるとそんなに強くないです。

構築経緯

 前期から使っていて非常に使用感の良かった襷毒菱マスカーニャ+キョジアマガドオーから構築を組み始めた。しかし、前期に毒菱マスカーニャ+キョジオーンがかなり結果を残した影響か、隠密や身代わりサーフゴーが非常に多かった。不意に来るこれらのポケモン及び相手の身代わりに強く出るため、またこちらが毒菱を撒けない状況でもドオーを強く使うために、ドオーを隠密鈍い型とした。また、ドオーに毒毒がないことにより隠密ラウドボーンが非常に重くなったため、隠密ラウドボーンを誘いつつ狩ることのできる地割れキョジオーンを採用した。

 この状態では➀オオニューラ以下毒菱回収要員入りの構築と②炎、電気タイプの高火力物理アタッカー入りの構築に安定しないため、これらに強い枠を補完枠を考えた。まず、本構築においては受けがあまりにカツカツすぎる為、毒菱を撒けないと凌ぎきれない場面が多かった。このことから、毒菱を通せない相手に対しては鉢巻や眼鏡の高火力アタッカーで全てを破壊する方向性でいこうと考えた。全てを破壊するうえで欲しい条件として、

・キラフロル、オオニューラに強く出たい

・暁ガチグマ、ブリジュラス、ガブリアスをワンパンしたい

・ヘイラッシャ、アーマーガアに弱くない

・環境上位のポケモンたちに一致技が通る

・一回くらいあと投げできる耐久力と最速ブリジュラス程度は抜けるSが欲しい

と考えていた。この要素を概ね満たすポケモンとして、鉢巻コノヨザルを採用した。また、環境に存在する②の多くが低耐久であることから、これらを含む高速高火力アタッカーに対しては考慮外のスカーフで奇襲をかけることで対策することにした。その枠としてコノヨを通すうえで面倒なガチグマ+サーフゴーの同時選出を選出段階である程度抑制することや、ガブリアスカイリューを誘導することができそうなスカーフウルガモスを採用して構築が完成した。

 

個体紹介

アーマーガア@ゴツゴツメット

特性:プレッシャー

性格:ずぶとい

持ち物:ゴツゴツメット

テラス:フェアリー

実数値:205(252)-96-171(244)-73-105-89(12)

技:守る/羽休め/鉄壁/ボディプレス

調製意図・耐久目安:

HB:ほぼ特化。エルレイドの特化聖剣が確定3発

   意地A特化マスカーニャのテラス叩き+持ち物なし叩きが乱数

HD:何も受かってない

S:アマガミラーで上から挑発を打たれないようにS12振り

 

 3か月くらい前からランクマでもサークル内のイベントでもずっと使っているから愛着がわいている。物理受けだが実際には何も受かっていないポケモン。ドオーに毒毒もど忘れもないので、Dに1ミリも振っていないのに暁ガチグマを無理して受けていた(受かってはいない)。

 カイリューのアンコール、ガチグマのブラットムーンに強く出るため守る採用の特性プレッシャー。これによって鉢巻インファイトなどは受かっていないが無理やりPPを枯らして勝てることもある。

 龍舞アンコ型のカイリューに対しては、鉄壁から入ってアンコールさせ、積み切ってから守るを押すことでアンコールのPPを一気に6枯らせる。必然的に相手の積みも間に合わず、守るにより急所の試行回数も稼がせないので炎パン打ってくるやつ以外にはほぼ負けない。一応、終盤に数を増やした渦カイリューに対しても羽休めを一旦アンコールさせつつ、アンコールが切れたターンでに守るを押すことで、アンコールのPPを6枯らしつつ体力とこちらの羽休めのPPを温存することが可能。そのため、カイリューに対する受けが非常に安定した。

テラスは、切らされたあとのドラゴン技に耐性をつけられたり、受かっていない鉢巻インファイトを半減にできるフェアリー。切る機会はそこそこ多かったが、赫月ガチグマなどが重くなるためテラスを切る場面はよく考えなければならない。

 鉄壁のPPに関しては諸説あるが、アマガミラーでTODするときに増やしておいて役立ちかけた試合が1つだけあった。

 前期から型は全く変えていないが、正直物理受けの性能はこの技構成で最強だと思っている。ただ、上位でも守るアーマーガアの記事が散見されるのでそろそろ読まれるようになりそう。そしてキョジオーンをあまり投げないので、多分食べ残しの方が強い。

 終盤は至る所から弱点テラバが飛んできて正直かなり苦しかった。選出率2位

 

ドオー@隠密マント

特性:てんねん

性格:しんちょう

持ち物:隠密マント

テラス:悪

実数値:237(252)-95-81(4)-58-167(252)-40

技:鈍い/自己再生/地震/毒づき

耐久目安:臆病ブリジュラスのラスターカノン+流星群×2をだいたい耐える

 

 特殊受け。時々剣舞積んでくる物理も無理矢理受ける。

 ブリサフゴへの打点である地震は確定として、隠密サーフゴーを突破するための鈍い、そしてサーフゴーの飛行テラスに打点を持ちつつ身代わりアシレーヌや挑発ジャローダに強く、毒の追加効果も狙える毒づきを採用した。

 Dを上げる手段がないため特化し、シャドボのDダウンやクエスパトラ意識で隠密を持たせ、積み構築も引き受けるのでアシストパワー対策で悪テラスとした。副産物として、Bに全く振っていないのにオオニューラに対して最強になった。積みガブリアスも引き読みの剣舞に合わせて鈍いを押せば、テラス込みでギリ受かる(剣舞以外ならアマガで受かる)。

 ブリジュラスの100色ある型のほとんどに対して非常に強力なことが一番偉く、マスカキョジアマガが呼び込んだエレビブリジュラスを狩りまくってくれた。鋼テラスサザンドラには為す術がないものの、テラスを切らせれば後述のウルガモスやコノヨザルの技を一貫させられる(身代わり悪巧みはまずい)。

 一方で、テラス前後で弱点を突いてくる特殊ポケモンが相当に辛くアシレーヌに泡沫を連打されるだけでアマガ諸共破壊されうるので、これらに対しては毒菱やコノヨザルを絡めて対処する必要があった。

 ブリサフゴのどちらかいたらほぼ投げたので、選出率は1位。

 

マスカーニャ@気合のタスキ

特性:へんげんじざい

性格:陽気

持ち物:気合のタスキ

テラス:フェアリー

実数値:151-162(252)-100(76)-90-90-182(180)

技:叩き落とす/けたぐり/毒菱/やどりぎのタネ

調整意図・目安:

HB:陽気A252ガブリアスのスケイルショット5発が23.41%の乱数

S:最速ジャローダ抜き

A:H252セグレイブに変幻けたぐりが37.5%の乱数1発

 

 前期から何も変えていないが、今期は通りが少し悪い気がした。

 Sそんなに要らない気がしたので最速ジャローダまで抜いて余りはBに回した。役立つ機会は時々あった。

 セグレイブをけたぐりで奇襲するため、Aは特化。ついでにブリジュラスとガチグマ、サザンドラに強い。先月は全セグレイブにけたぐりが通ってイージーウィンを量産していたが、今月はテラスを切られることもあった。

 スカーフトリック型のマスカーニャも試したが、構築の並び的に見て、相手がスカーフ一点読みの行動を取ってくることも多く、襷の方が動きやすいような気がした。宿り木によって起点回避性能が高まり、また毒菱の入らない初手のポケモンを無理矢理引かせられるのが偉く、面倒なバトン構築にも多少抗えた。

 初手ガブリアスへの行動が相手依存になる点や毒菱回収要員が選出されると実質仕事量ほぼゼロになってしまう点から、これらが数を増やしていた今期は選出を渋ることが多かった。とはいえ毒菱が刺さる構築には相当な活躍をしてくれた。選出率5位。

 

キョジオーン@食べ残し

特性:きよめのしお

性格:わんぱく

持ち物:食べ残し

テラス:水

実数値:207(252)-120-166(4)-58-142(252)-55

技:守る/自己再生/塩漬け/地割れ

調整意図:HDぶっぱで性格補正だけB

 

 地割れ採用の凶悪犯型キョジオーン。自覚はしてますが明確な採用理由はあります。

 アマガドオーできつい晴れパ、雨パ及びイダイトウ、エースバーンやドラパルト等にテラス込みで強めに出られる点や、構築全体としての状態異常耐性を高められる点、またアマガドオーから意識を分散させて初手や選出段階で、相手視点でのこちらの受けの選択肢を増やすことができる点を併せ持つことが唯一無二の性能だと感じていたため、当初から何らかの型で採用するつもりではあった。ただし、こちら視点から見えにくい対策をされやすいことから物理受けや両受けとしての採用を見送り、受け対策と受け対策対策の両立できる地割れ型で採用した。

 これによって隠密ラウドボーン入りやママングライ系統、アマガドオーミラーやキョジオーンミラーにおいてTODを絡めつつ有利に立ち回れるようになった。

 地割れは主に遂行速度の遅い無限ポケモンや隠密持ちに対して打つと決め、無闇に打って無駄な負け筋を作らないことを心掛けた。隠密持ちに一回地割れを打つと相手は地割れにびびって引いてくるので、そこに塩漬けを合わせて相手のプレイングを乱していく動きが非常に強力だった。ちなみに地割れの命中率は20%を割りそうなくらい悪かった。

 なお、1回だけ負け確盤面からゴミみたいな地割れの当て方して勝った試合がある。お相手多分ブチ切れ。ごめんなさい。

 終盤受け寄りの構築が多かったため選出率4位。

 

コノヨザル@こだわり鉢巻

特性:やるき

性格:陽気

持ち物:こだわり鉢巻

テラス:ゴースト

実数値:186(4)-167(252)-101(4)-63-111(4)-155(244)

技:ふんどのこぶし/インファイト/冷凍パンチ/地震

調整意図・目安:

冷凍パンチでH252B140振りまでのガブリアスが確定1発

インファイトでH252B4振り暁ガチグマ・ブリジュラスが余裕を持って確定1発

インファイトでHB特化アーマーガアが80%の乱数2発

威力上昇なしテラス憤怒の拳でH252振りコノヨザルが確定1発

威力100テラス憤怒の拳でH252振りアシレーヌが確定1発

HB:陽気A252振りガブリアスの鉢巻地震確定耐え

HD:臆病C252サーフゴーのシャドーボール確定耐え

S:準速ガブリアス抜き

 

 奇襲要員その1。本構築のMVPにして革命ポケモン

 本来コノヨザル自体が起点作成のA無振りであることが多いので、相手の想定の1.5倍どころか2倍くらいの火力を叩き出せる。そもそもS24において鉢巻は持ち物使用率圏外であり、再戦以外では絶対に読まれない。上記の通り、多くのポケモンに対して基本的にワンパンする手段を持っており、低速・中速で固められた構築ならば1体で全てを破壊するポテンシャルがあった。実際に上位の方との戦いでも、何戦かイージーウィンを拾ってくれたので、相当環境に刺さっていたのではないかと思う。

 相手は初手に来たコノヨザルごときにテラスは切らない(切る方が弱い)しあまり引かない(引く方が弱い)ので、初手では基本的に目の前の相手に通る技を押せば通る。H振り程度なら大抵のポケモンをワンパンできる火力を、格闘×ゴーストという技範囲でなせる点があまりにも強すぎた。一貫が切れていても択にはなる。

 鉢巻とばれてもコノヨザルを一回殴った時点で憤怒の拳の威力が馬鹿にならないので、初手で1匹持っていく→アマガドオーで適当にサイクル→適当な技にコノヨザル受け出しから憤怒の拳連打で相手の選出によっては試合が終わる。

 一致技2つは無効化されうるので、1匹突破後に相手の裏のポケモンに起点にされない手段さえ有しておけば強く使うことができると思う。ただし、自分より速いゴースト(ミミッキュ・ドラパルト)には弱いので、ドラパルトを見たら投げなかった。スカーフサーフゴーは、大抵の場合いつの間にかスカーフが無くなっているのであまり問題が無かった。無くならないならアマガドオーに対してほぼ無力のためどうにかなる。

 特性はやる気が活きた試合は大量にあったが負けん気でなくて困った試合は1つも無かったのでやる気でいいと思う。アマガドオーだけでは厳しかったヘイラッシャと残飯欠伸ガチグマにある程度強くなった点も偉かった。

 テラスに関しては、霊テラスにすることで威力50の憤怒の拳を威力60に引き上げられ、何ならH振りのコノヨザルやサーフゴーも霊テラス憤怒の拳(威力60)でワンパンできる。こうなるとシャドークローと火力があまり変わらないので、シャドークローを撃つ機会は無いと判断し、代わりにバシャーモやオオニューラを初手から殴ることができたり、ガチグマサーフゴーに技を一貫させられる地震を採用した。割と使う場面は多かった。インファイトの反動が地味に痛いので安定格闘打点となるドレインパンチを入れても良いかもしれない。

 投げ所を選べば平均1.8タテくらいするので本当に最強だった。選出率3位。

 

ウルガモスこだわりスカーフ

特性:ほのおのからだ

性格:ひかえめ

持ち物:こだわりスカーフ

テラス:氷

実数値:160-72-87(4)-205(252)-125-152(252)

技:ほのおのまい/オーバーヒート/サイコキネシス/テラバ―スト

調整意図:CS特化余りB。最速スカーフサーフゴーまで抜けるので準速でいい。

 

 奇襲要員2。諸説枠。ここまでできついドラパルト、バシャーモなど高速アタッカーの初手置きに奇襲をかける要員。ついでにマスカーニャ、オオニューラ、ガブリアスあたりにも奇襲が刺さる、、、はずだったが、信頼がなくてあまり投げなかった。

 コノヨザルと同時選出して2回も氷技で奇襲をかけるのは割と強かったりした。

 また、そこそこ強い選出圧はあると思うのでコノヨザルを通すうえでは役に立っていたのかなと思う。構築が物理一辺倒になるのを防ぐ目的も担っていたため、他にいいポケモンが思いつかなかった。

 まだまだ改善の余地あり。選出率6位。

 

選出

●基本選出

コノヨザル+アーマーガア+ドオー

●毒菱の通りが良いとき

マスカーニャ+アーマーガア+ドオー

●バトン系統、イエニューラ

マスカーニャ+アーマーガア+ドオー

●アマガドオー、受けループや相手の遂行速度が遅そうなとき

キョジオーン+アーマーガア、ドオー、コノヨザルから2匹

 

重いポケモン

剣舞バシャーモ剣舞ソウブレイズ

 厳しめ。剣舞に合わせてドオーで鈍い積んで頑張るか、初手に来るのをウルガモスかコノヨザルで奇襲するか、毒菱撒いてアマガでテラス切って気合いで耐久するか。

・鋼テラス身代わり悪巧みサザンドラ

 無理。当たった1回は読みまくって気合いで勝てたけど自分でも何故勝てたか分からない。鋼以外ならドオーで勝て、身代わりと悪巧みの片方がなければ挑発に合わせてガモス͡コノヨあと投げでギリ何とかなり得る。

・バトンクエスパトラ+隠密つけあがるアーマーガア

 99%無理なはずだが、何故か当たった試合は出てくるバトンエースが皆ガチグマかアシレーヌだったのでドオーで勝てた。置物ウルガモスのおかげかな?

・電磁波渦アンコールカイリュー

 アーマーガアもコノヨザルも麻痺ったらまずい

 

その他鉢巻持ち、眼鏡持ちは全部きついです。

 

結果

TN そうた 最終1956、最高1956(一応小数点以下が違うらしい)

今月は何とこの114戦以外に全くやっていません。

沢山対戦できる月ほど順位低いのはなんでだろう。

ここまで順位上げられるならもっと別のTNにしておけば良かったよ。

終わりに

 ここまで読んでくださりありがとうございました。今月は終盤長く三桁前半に居たので、沢山の強者の方と対戦出来てとても良い経験になりました!

 正直、最終日は若干下振れ多めでしたがそれまでが上振れていたわけで、それ以上にプレミによる負けが目立っていました。最終日前々日くらいのプレイングは割と調子が良かったんだけどなあ。R2000を達成するにはまだまだプレイングの質も構築の質も足りていないように思います。

 次こそR2000達成の記事を書けるよう頑張っていきたいです!