【シーズンM-3 最終181位&MCS 6月 最終32位】ムクホーク育成大作戦!

はじめに

 

こんにちは!京都大学ポケモンサークルのソウタと申します。最近はドビーすぎてあまり勝ててなかったのですが、今月は久しぶりに面白い構築で勝てたので構築記事を書こうと思います!初見殺しに特化したような構築になっているため、構築が知られている相手には非常に弱いですが、最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 

使用構築

結果

ランクマM-3      最終181位 R2429

MCS 6月          最終32位 R1844

1. 構築経緯

 

 ムキムキのメガムクホークを作りたい。

 優秀な打点に高い技威力、そして攻撃と同時にコスモパワーを積めるロマンの塊・ムクホーク。しかしその明確な弱点として、自身の火力と素早さを上げる手段が非常に限られてしまう点が挙げられる。もし、AとSをもう少し上げる手段があったらなぁ...。ムクホーク単体ではそれを行うのは至難を極めるかもしれない。しかし、並びならそれを成しえる手法が一つだけ存在する。バトンタッチだ。

 

(目標)バトンタッチで最強のムクホークを作ろう!

 

 僕の思い描く最強のムクホークは、当然ステロも何もなくとも全てを蹂躙できるはずなので、残りの2匹は全力でムクホークを育てるサポート役とし、ヌンプルで分かりやすい「壁役+バトン役+ムクホーク」という形で組むことにした。

 まずはバトン役を考える。バトン役に求めたかった性能としては、「できるだけ沢山」よりも、「できるだけ確実に」一定の能力上昇を引き継ぐことを重視したい。なんか良いポケモン居ないかなぁーとポケ徹を眺めていたら、面白そうなポケモン発見!その名もブリムオン。異常なSの遅さにより下からの高速移動バトンが可能であり、「ドラテ無効」「ほえる・ふきとばし無効」「挑発、アンコール無効」でとにかく面倒な変化技、交代技をシャットアウトできる。このポケモンならバトンする前に変な負け方をすることも少なそうだろうと思い、ブリムオンを採用した。

 次に壁役を考えた。オーロンゲやアローラキュウコンは強力な一方で、ブリムオンと弱点が一貫する毒・鋼勢に為す術がないこと(先発キラフロルなどを咎めたいことも理由)、また露骨な壁展開は相手のメタに引っかかりやすい事を考慮して採用を見送った。代わりに、高い素早さと最低限の耐久により多くの対面で壁を貼ることができ、ブリムオンの心許ない耐久を自身も竜舞バトンを行うことで自然と補完できる点を評価し、ドラパルトを採用した。ブリムオンともども、それほど壁展開にもバトン展開にも見えにくい点がgood!

 ここまででミミッキュやサーフゴーといった飛行技の通らないゴースト勢や天然のラウドボーン・ピクシーに勝つ気がなさすぎるため、これらに強いメガ枠として挑発メガギャラドスをサブエースに採用した。

 ところで、壁+ブリムオンバトンはメガメタグロスや剣舞メガクチートが出てくるだけで全てを蹂躙されて敗北する。一方で、これらのポケモンはムクホーク等々の顔圧によりなのかやたらと選出されたため、次はこれらを誘って狩るシステムを作ることにした。既に構築の枠は残り2つであることを踏まえ、ギャラドスをエースとしたステロ+ギャラドス+サブエースの形に決めた。

 サブエースとしては、今挙げたポケモンに強く出られるうえで、ギャラドスが止められるポケモン(特にマスカーニャ)を起点にできるポケモンを探した。当初はウルガモスを使っていたが、ステロを撒かれた瞬間に半身がもげて何も受からなくなるのが絶望すぎたので別のポケモンを模索。マスカーニャに安定して受け出せる性能を考慮すると、ブリジュラスとハッサムが候補に挙がった。

 中でも受け出しを直接アドバンテージに変換しやすいブリジュラスを採用したいと考えたが、なんとこのブリジュラス、マトモな積み技を持っていないのだ。なんか良い技無いかなぁとまたもポケ徹をボーッと流し見していたら面白い技を発見!彼、実は剣舞と地震を覚えるらしい...。あまり知られていないかもしれないが、ブリジュラスはA種族値がミミッキュより15も高い15も。ドドゲザンとオーロンゲの差に匹敵するレベルのA種族値差である。これは物理ブリジュラスやれるのでは!?と半ば面白半分で剣舞ブリジュラスを使ってみたら想像以上に強かったため、採用。

 最後にステロ役として、当初は襷ステロ+ドラテガブリアスを採用していたが、初手フェアリー勢やHB持久力ブリジュラスによる展開がかなりキツかったため、これらにやんわり強く出られるステロ役として「だいちのちから」+「ヘドロウェーブ」採用の襷キラフロルを採用した。ムクホーク+キラフロルの並びでバトンがさらに見えづらくなっている点もgood。こうして、技4つのうち3つ以上が使用率圏外なポケモンが3匹も存在する謎の構築が完成した。

 

◎コンセプト

・選出画面からは見えない壁展開、バトン展開による奇襲

・ムクホークの強力な選出圧を利用できる構築づくり

・自分が使ってて楽しめる構築を作ること!

 

2. 個体紹介

ムクホーク@メガストーン

特性:いかく→あまのじゃく

技:インファイト/ダブルウィング/ふきとばし/はねやすめ

性格:いじっぱり

実数値:181(21)-209(30)-120-72-110-145(25)

 

調整意図

S:+2で最速スカーフマスカーニャ抜き、+1でスカーフ以外は大体抜き

A:11nでできるだけ高く

H:あまり

 

ロマン。技構成は、最強技インファイト、襷や化けの皮を貫通して攻撃できるダブルウィング、回復技の羽休めに加え、ラスト1枠は、積みや身代わりなどを一旦リセットできるふきとばしとした。相手の交代技の上から吹き飛ばすことでガブの襷ドラテとオボンドラテに両対応できる択としても優秀だったが、そもそも襷ドラテなどほぼ存在しなかったため普通にブレイズキックでも良かったかもしれない。

 基本的にAS二段階上昇でバトンできれば、主要なポケモンのうちこのポケモンを止められるのはラウドボーン、サーフゴー、ギルガルド、ミミッキュ、カバルドン以外に存在せず、2剣舞(A+4)バトンできればミミッキュはH振りさえダブルウィングで確定一発、HBカバもインファイトで確定1発にできるため、「万全にバトンを成功さえすれば」かなりの精度で三タテを持ってきてくれた。正直、元々はロマン以外にこのポケモンを選んだ理由はなかったので意外としっかりバトン適性があって面白かった。まぁ、バトンしてもただの雑魚だったらほかのポケモンに挿げ替えてるんだけどね。まじめな話、途中でエースになりえそうなポケモン全員を平等に精査した結果、ムクホーク以上にバトン先としての役割をうまく遂行できるポケモンは一匹たりとも見つけられなかった。気合溜めシャドクロメガガルーラとか、アマガ突破できて襷ポケ勢は全て粉砕できて面白そうだなとか考えたけど、火力なさすぎて全然弱かった。最初にムクホークを選んだ僕の見込み(気まぐれ)に間違いはなかったらしい。

 玉に瑕なのはバトン先としての性能を高めるため、中途半端なS振りや技構成になってしまったことでバトン以外の選出を行いづらい点だった。ブリムオンを出せない瞬間、ベンチ待機が確定してしまう残念なポケモン。

 しかしながらその選出圧は非常に強力であり、相手はムクホークで詰むような選出は不可能なため、選出を読みやすかった。実際、裏選出(実質表)で有利を取れるマフォクシーやメタグロス、ミミッキュ、サーフゴーなどを多く誘い、出番は少なくとも勝利に貢献してくれていた?はずである。まぁ最終日も5回に1回くらいは出してたかな。でも多分このポケモンは、選出するよりもベンチで腕組みさせてるのが1番強いだろう。順位が上がれば上がるほどに対戦相手が皆しっかりと回答を持つようになり、元は軸だったのに気づいたら選出率6位になっていたしまったが、出したときはほぼ頭を使わずイージーウィンができて良かった。

 

ギャラドス@メガストーン

特性:いかく→かたやぶり

技:たきのぼり/じしん/りゅうのまい/ちょうはつ

実数値:179(9)-207(32)-120-72-110-138(21)

 

調整意図

S:1舞で最速ミミロップ抜き

A:火力不足のため特化

あまりH

 

王。サブエースとして採用したつもりが、強すぎてほとんど選出した。基本的にはムクホークに誘われたポケモンを狩る役として、またヌンプルな積みエースとしても非常に強力だった。たきのぼり、じしん、竜舞までは確定として、ラスト1枠には構築単位でカイリューが辛いので氷の牙を採用したかったが、それよりも確実に選出されるラウドボーンやピクシーを崩せる、また任意の受けや変化技に対応できる挑発を採用した。メガ竜舞を見た時点で挑発を切ったようなプレイングをされることもあり、特に展開構築や受けサイクルに強く出るための技として非常に強力だった。ムクホークと違いステロ展開、壁展開、バトン展開のあらゆる形に柔軟に対応できるため、選出の幅を広げてくれた。ムクホークブリムオンドラパルトが任意のガブリアスを呼びづらい点も、ギャラドスの性能を強化していたと感じる。

選出率1位🥇

 

 

ドラパルト@ひかりのねんど

特性:呪われボディ

技:リフレクター/ひかりのかべ/りゅうのまい/バトンタッチ

実数値:195(32)-126-95-120-97(2)-213(32)

HS特化、サザンドラの悪波、カイリューの流星群意識で余りD振り

 

壁役。初見殺しA。仮にこのポケモンがペンドラーやピクシーと同居していたら流石に誰もが壁展開を疑うが、この構築は見た目から両壁型と断定できるほどの要素を持たないため、本当にアタッカードラパルトの顔をできるのが非常に強力だった。襷ガブやバシャーモなど、本来居座って普通に積まれたら即負けなポケモンが初手に来ても基本的にはドラパルトから逃げてくし、何ならスカーフサザンドラやスカーフマスカーニャみたいな、居座って目の前に通る技を押されるだけで試合終了みたいなポケモンさえ逃げていったりしたのでヤバいポケモンが沢山いる割には大丈夫だった。実際、シーズンを通して初手に出落ちしたのは4回程度であり、試合数を思えば全く許容できるレベルだった。このような、最善手を打たれた瞬間に崩壊するのは構築の欠陥であるといえるが、一方で相手にこちら視点の最善手を打たせない点は、相手の認識との齟齬を活かした強みとも言える。

 両壁に加えた残り2枠は、一般的なドラパルトは呪い@1が主流だと思うが、今回は竜舞バトンとした。理由としては、ブリムオンが剣舞→高速移動→バトンとするには3回動く必要があり、これを為すのが厳しい盤面でも、ドラパルトが片壁→竜舞→バトンと動いて無理矢理バトン展開に持っていけること、また相手の壁枯らしの行動に対して大きなリスクを付けられることが決め手となった。相手のガブリアスやゲッコウガなどは、片壁貼って竜舞したりするとドラゴンアロー警戒で逃げていくことがあり、こういった場面で1ターンの隙を作る性能が高い点もまた強力だったと感じる。

 メガゲッコウガとドラパルトに魂の同速勝負を仕掛けるためにSは最速。何度か、対面で相手から引いてくれてホッとしていた。この素早さ帯に関して、実際に最速である必要は同速勝負を仕掛ける場面を除き存在せず、上位に行けば行くほど最速ミミロップ抜き調整など細かい振り分けをする人が増えていたとは思うので、同速が減っていた可能性は感じている。控えめサザンドラの悪波や非メガゲンガーのシャドボを確定で耐えるためにD振りしたかったが、Sラインは絶対に妥協できなかったので断念した。

構築がキラフロルを初手によく誘うが、キラフロル自体はドラパルトが起点にして舞いまくれるので都合が良かった。

技を4つ見せた瞬間に、攻撃技が1つもないというドラパルトの皮を被ったちいかわであることがバレてしまうため再戦必敗。選出率3位

 

ブリムオン@オボンのみ

特性:マジックミラー

技:つるぎのまい/こうそくいどう/じゃれつく/バトンタッチ

実数値:164(32)-110-161(32)-156-125(2)-44

 

調整意図

HB特化、余りD。多くの対面で下からバトンするため、S下降補正。

 

バトナー。バトンタッチを扱えるポケモンを根こそぎ調べていたら偶然見つけたポケモン。ドラテやふきとばしなどの交代技を全面的に防げるだけでなく、カバルドンのあくび連打などにもリスクをつけられる点で非常に強かった。さらに、圧倒的に低いS種族値によりたとえ高速移動をしようとも無振り64族程度のヘナチョコ素早さにしかならないため、多くの対面で「下から」高速移動バトンを行い、安全にエースを着地できる。ブラッキーやカバルドンなど、高速移動したら下から動かれてしまう相手には、ドラパルトの1舞バトンを受け継ぎ、そこから剣舞→バトンとして下から動ける状態を作ることもできる。ドラパルトが龍舞時に欠伸を受けても、ブリムオンバトンでシャットアウトできる。ドラパルトの龍舞バトンと合わせ、非常に柔軟な動きが可能となる点が使いやすかった。

 ブリムオン自体は壁込みでも然程の耐久が無かったりするため、ドラパルトからのバトンを受け、すぐにそのまま下からバトンするという、能力上昇を横流しする立ち回りを取ることもあった。ドラパからバトンを受けて1剣舞してA+3、S+1でバトンみたいな展開もそこそこ。単体としてバトン性能よりも、ドラパルトのバトンと組み合わせるからこそ光る部分があったと感じる。

 技が1枠余ったので、積みまくるブリムオンから全てを察して無効のドラテを連打してくるポケモンを咎めるため、また事故でムクホークが倒されたときに最低限相手を倒せる手段を持っておくためのじゃれつくとしたが、普通にバトン際のドラテ,あくびケアができるみがわりで良かったかもしれない。3匹選出で2匹を攻撃不可能なドビーにする勇気が無かった。選出率5位。

 

ブリジュラス@たべのこし

特性:じきゅうりょく

技:つるぎのまい/アイアンヘッド/ドラゴンテール/じしん

実数値:197(32)-165(25)-150-130-85-114(9)

 

調整意図:

H:特化

A:+2地震でH振りギルガルドを56.25%の乱数1発

   +2アイアンヘッドでH振りアシレーヌが6.25%の乱数1発

S:大抵のH振りブリジュラス、サーフゴーを抜けてそうなラインかつ、1加速で最速ガブリアス抜き

 

初見殺しB。化け物。世界最強生物。本構築の圧倒的MVP。特性による圧倒的な居座り性能を有しつつ、積み技の存在により崩し性能を両立した。ドラパルトの壁やバトンと組み合わせることが最も強い使い方であり、その際はあり得ない対面性能で敵をなぎ倒す化け物が誕生する。

 ギャラドスとのタイプ補完も非常に良く、マスカーニャに対する受け出しが成立するのは勿論、その他ギャラドスに飛んで来やすい技に受け出しで持久力を発動させる動きは再現性が高く強力だった。

 技構成は崩しの剣舞、構築単位で苦手なフェアリー勢への打点としてアイアンヘッド、サーフゴーやメタグロスなど多くに通る地震の3つは確定。ラスト1枠はアーマーガアや鉄壁グロスで簡単に詰まないため、構築で重めの持久力ブリジュラスを上から流せる、相手のバトン展開、壁展開に強く出られること、ステロと合わせて受け構築への崩しを自然と行えることを評価しドラゴンテールとした。構築単位で苦しいクエスパトラにもかなり抗えるのは良かった。ドラテをげきりんにしていた時期もあったが、ミミッキュをはじめ頻繁に選出されるフェアリーの存在が苦しいこと、混乱自傷の間に積まれまくって負けるといった、無限の負け筋を作る技でもあったことが理由で辞めた。げきりんあれば勝ってる試合もあったので、かなり悩んだ。

 また、このポケモンが持つのはヌンプルな強さだけではない。相手に「型を誤認させる」ことで大きなアドバンテージを得られる。特筆すべきは「じしん」の存在だ。ヌリジュラス(ヌンプルなブリジュラス)は鋼勢にまともな打点がない事が多く、ギルガルドやサーフゴー、メタグロスに舐められがちである。頻繁にあと投げされるうえに対面から悠長に積んでくる彼らを剣舞地震で破壊し、多くのイージーウィンを飾ってくれた。

 一方、物理/特殊の型の認識のズレは受けサイクルとの対戦で大きく強みを発揮する。ヌリジュラスは特殊型なので、物理受けにブリジュラスを投げれば当然、特殊受けポケモンが受け出される。崩しにおいて、この2ターンのアドバンテージは非常に大きい。最終日、ブラッキー絡みやヤドラン絡みの構築は全てステロとブリジュラスで破壊し全勝した。

 正直、なぜ誰も使っていないのか分からないレベルには強かった。壁+剣舞ブリ、ガチで世界最強です。選出率2位

 

 

キラフロル@きあいのタスキ

特性:どくげしょう

技:ヘドロウェーブ/だいちのちから/マジカルシャイン/ステルスロック

実数値:159(1)-67(1)-111(1)-200(32)-101-138(32)

 

調整意図:CS特化

 

襷枠・ステロ要員。主にフシギバナやヤドラン絡みの受けサイクルなどステロの価値が高い試合や、ドラパルト選出でかなり不利を取りがちなブリジュラス+カバルドンに対して多く選出した。

 技構成は、フェアリーに圧をかけるためのヘドロウェーブ、ブリジュラスを削るだいちのちから、コンセプトのステロは確定として、ラスト1枠にはサザングロスの並びに選出できるようにするためマジカルシャインを採用した。結果論ではあるがたったの一度も活きなかったので、対面カバやブラッキーに毒を入れたり設置技除去ができるキラースピンも一考。性格補正について、HDオボンブリジュラスを可能な限り2発で落とすため、またオボンのみアシレーヌをヘドロウェーブ+非メガギャラドスの地震で落とせるように控えめとしたが、臆病なヌリジュラスとスカーフを区別できないのが苦しかったので臆病にしたい気持ちもあった。選出率4位

 

 

3. 選出

ほぼ4種類。③の場合、初手は相手次第で可変。

①ドラパルト+ブリムオン+ムクホーク

メタグロス、サーフゴー、ギルガルド、ラウドボーン、ピクシーがいない場合の選出。上記がいないかつサイクル主体の構築に対して非常に強く、他の選出で苦手寄りなアーマーガア入りに対し、積極的に利用した。雨パにも基本的に選出し、7割くらいで勝った。呪いミミッキュに相当勝たないため、ミミッキュがいる場合はあまりやりたくない。

 

②ドラパルト+ブリムオン+ギャラドス

ラウドボーンやピクシーなどが存在し、かつギャラドスが積めさえすれば全てを破壊できそうな場合。アマガ+ラウドボーンが同居する場合などにやむなく出すこともあった。ソウブレイズなど、メガ後に弱点を突かれうる襷ポケモンに簡単に負ける可能性があることに注意。

 

③キラフロル+ギャラドス+ブリジュラス

主にステロや毒菱の果たす役割が大きいと感じた場合、壁展開が微妙と感じた場合。カバブリ、ブラッキーサイクル、ミミッキュ+クチート等は主にこの選出をした。ステロが必要かつ、初手フロルが大きく不利を取る相手がいる場合はギャラドス初手も考える。相手にアーマーガアがいる場合はあまりやりたくない。

 

④ドラパルト+ギャラドス+ブリジュラス

壁展開からギャラドスブリジュラスを強く使いたい場合や、フロルを出しにくい場合。ゲッコウガ入りやキラフロル入りに多く投げた。壁展開であるが、サイコファングにブリジュラスを合わせる動きが強いため、メタグロスが居ても選出できるのが強み。

 

4. 立ち回り

①ドラパルト+ブリムオン+ムクホーク

立ち回りは1番簡単。考えるべきは、「どれだけ積めば安定に全抜きできるか」である。例えば、ミミッキュをワンパンするにはA+4(剣舞×2)が必須であるし、カバルドンをワンパンするにはA+3(剣舞+竜舞)がないといけない。対して、高速で弱点をついてくるメガがいなければSを加速する必要もないし、A+1,S+1(1竜舞)バトンで三タテするパターンも十分にある。ブリムオンの体力や急所の試行回数も考慮しつつ、どのタイミングでバトンするのが最も勝率高いかをしっかりと考えるべし。

※以下、参考。「必須」はある程度の再現性を持って勝つために少なくとも必要な舞数。「推奨」は、これだけ舞えば確実に勝てるライン。必須分は上げる必要があるが、推奨分は余裕のある盤面のみ。

カバルドン:必須A+3、推奨A+4

アーマーガア:必須A+2、推奨A+3

マンムー:推奨A+2(襷がむしゃらまでケアする場合)

イダイトウ:推奨A+3(AB振りまで落とせる)

基本的にはAS+2(剣舞+高速移動)バトン、又はA+3、S+1バトン(剣舞+竜舞)バトンを目指すのが良い。

 

②ドラパルト+ブリムオン+ギャラドス

 ①と同様。襷のケアが難しく、火力も不足しがちのためそれほど使わなかった。

 

③キラフロル+ギャラドス+ブリジュラス

 この構築の中では1番練度とプレイングが要求される(展開構築なので簡単な部類ではある)一方で、最も幅広い相手に対応できる選出。「キラフロルでステロを撒くか対面のポケモンを削るか」「ギャラドスにメガを切るか切らないか」「誰を先発で出すか」など、相手によってある程度柔軟に立ち回る必要がある。

 

④ドラパルト+ギャラドス+ブリジュラス

壁展開が上手く行きそうなパターン。メタグロス入りに対しては、ドラパルトメタグロス対面でブリジュラスに引く行動が割と安定なので、例えば初手アシレーヌムーンフォース→グロス引きサイコファングといった動きに対して、初手ひかりのかべ→竜舞→バトンブリと動くことでABSが一段階上昇した最強ブリジュラスを爆誕させられたりする。壁+剣舞ブリジュラスが要塞すぎて本当に最強。壁+剣舞ブリジュラスは、強い人が良い感じに構築に組み込んだらもっと強いと思います。

 

5. きついポケモン

構築の特性上、割り切ってるものが多すぎるにつき、ちゃんと対応されたら全てに勝たないので特にきついものだけ。

 

①メガカイリュー

構築の特大欠陥。ムクホーク選出以外では打点がほぼ無く苦しい上、基本サーフゴーやギルガルドと組んでるせいでムクホークを出せない。出て来ないことで対策とした。

②クエスパトラバトン

止める手段が無い上、こちらのバトンはルミナコリジョンのDダウンがキツすぎて実質的に通らない。当たらないことで対策とした。

③鉄壁メタグロス

メタグロスの対策をブリジュラスで行っていたため、ラス1に出てきたりするとほぼ負け。

 

 

7. 終わりに

 風変わりな構築で勝つことは「凄いこと」と思われがちですが、僕は必ずしもそうは思いません。むしろ、環境メタの構築で勝つほうが凄いと感じます。何故なら、僕の構築はプレイヤースキルと「全対応を目指した構築を作る力の無さ」を初見殺しの要素で補っている部分があるからです。勿論、風変わりな構築を使っていて実力が伴ってる人は沢山います。ただ、少なくとも僕は初見殺しを主軸に据える都合上、前提として全対応を諦めています。

 初見殺し要素に頼りすぎるのは、ポケモンをめちゃくちゃ上手くなるためのアプローチとしてはあまり褒められたものではないと僕自身は感じていて、この構築は「選出誘導を利用し、初見の相手に勝つシステム作り」と見るとかなりの完成度を実現できたと自分でも思いますが、「全対応」という視点から見ればお世辞にも完成度が高いとは言えません。

 この構築を使うのは楽しかったし、自分だけのオリジナル構築で結果を出せたことはとても嬉しいです。しかし同時に、詰め筋を誤ったりありえないプレミで負けたりということはあって、自分の未熟さを痛感するシーズンにもなりました。今は完全割り切り型のメタ的構築しか使いこなせない僕ですが、いつかはプレイヤーのスキル次第で全てに対応できるような、堅実な構築でも勝てるような人間になりたいなぁと思います。まぁ、こんな事を言いつつ楽しそうな構築を思いついたら今回みたいなことをやってるかもしれません…笑。

 長々と駄文、失礼致しました。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 

【special thanks】

・最終日家を開けてくれたouncerさん

・最終日一緒に潜っていたshun、サイさん、きてふわさん、ぱむさん

・悪魔6

・悪魔6を使っていたshun

・悪魔6を使っていたサイさん

・悪魔6を使っていたouncerさん

・僕があまりにドビーすぎるから(間違えてヌングルで潜りそう)という理由で、僕にだけ悪魔6を使わせてくれなかったぱむさん

・バトンタッチ

・JK

・ハラマネロ

・カリーマン

・いつも僕の変なポケモン考察の話に付き合ってくれる京ポケの皆